走る姿は美しい

今日は福岡国際マラソン。
自宅前も通るので、観てきました。
自宅前は初めのほうなので、まだまだ集団での通過、誰が今井で誰が川内かなんてわかりませんでした。

あっという間に走り去る集団のあとも、続々と続く選手たち。
沿道もすごい応援の人々で、誰もかれも大きな声援を送っていて気持ちが暖かくなりました。

走る姿は本当に美しく、孤独で、先頭でなくても、一番最終者であっても、黙々と走る姿には毎度のことながら涙が出そうになります。

うん十年前、国際マラソンの助手をしたことがあります。
来日した選手のご家族のお世話でしたが、とても楽しい時間でした。
あの時からマラソン選手の走りは私にとって特別なものになり、毎年このマラソン大会を楽しみにしています。

画面では川内選手が横たわったまま、なかなか起き上がれないようです。
こんなになるまで走るなんて本当にすごいこと。
2位になった今井はまだ余裕がありそうなので、川内選手は精神力だけで走っていたんでしょうか。

それにしても、沿道の応援って見ていて楽しいんですよ！
私の前に立っていたおじさま・おばさまたち、ひとりのおばさまが「名前呼んでもらうとやる気が違うんですって！」と言ったら、まわりのおじさまたちはパンフレットを覗きこみ、次々にくる選手の番号を確認しては名前をよんで応援を繰り返し・・・
そのうち、「これやりよったら選手の顔みられんばい！！」といいつつも、名前に反応する選手が居たりすると大騒ぎ、知らないもの同志なのに「1番目に走ってきた人は私が呼ぶから、あなたは2番目ね」なんて仕切りだす人もいたりして、楽しいんです。
こういう人々をみると、あ～、善人が多いなぁとほのぼのとしてきます。